サローネ本会場(フィエラ会場)家具編

毎年4月にイタリア・ミラノで開催される世界最大規模の国際家具見本市「ミラノサローネ」を含む、ミラノデザインウィークの視察に行ってきました。

サローネは、フィエラ会場という東京ドーム約9〜11個分に相当する広大な展示会場で開催される国際家具見本市です。

さらに開催期間中には、ミラノ市内の歴史的建築やショールーム、ギャラリーなどを舞台として、企業やデザイナーによる展示やインスタレーション、イベントが数多く行われます。これらは「フォーリサローネ」と呼ばれています。

フィエラ会場展示と市内イベントを合わせた「ミラノデザインウィーク」は世界中のデザイナーやブランド、建築関係者が集まり、最新のデザインや空間の表現、素材の可能性を発信する場として知られています。

現地では日本国内ではなかなか目にすることのない大胆な色彩や素材の組み合わせ、歴史的な建築空間の中に現代的な家具やモダンアートを融合させた展示など、多様なデザイン表現に触れることができました。

美しい空間演出や完成度の高い展示の数々に刺激を受けながら会場や街中をひたすら歩き回り、毎日2万歩を超えるほどの充実した視察となりました。

こちらのブログでは、ミラノデザインウィークの様子を詳しい解説やブランドの紹介というよりも、個人的に印象に残った展示や空間を写真を中心にご紹介していきたいと思います。

第1回目は、本会場であるフィエラ会場(サローネ)の様子をお伝えします。

本会場入口

大理石と木や金属を組み合わせたテーブル。引き続き人気の素材の組み合わせです。あまり目新しさはありませんが、丸みを帯びた有機的なフォルムの天板や、特徴的な脚の形状が多く見られました。

金属素材を使ったテーブルや棚。

光沢のあるタイプだけでなく、マットな質感でグレイッシュカラーに塗装されているメタル素材も多く、空間に落ち着いた印象を与えています。

照明の使い方の上手さも参考になりました。フォルムや素材感を家具と合わせたり、空間を均一に照らすのではなく、家具や素材に光を落とし、陰影や立体感を演出するライティングが多く見られインテリア全体の完成度を高めていました。

Kartellのブースは大きなアート作品を背景に、家具やクッション等のカラーをリンクさせた空間演出が素敵でした。アートの色彩をインテリアの中に取り入れることで、展示全体に統一感とストーリー性のあるコーディネートがつくられていました。

今回ご紹介した内容はほんの一部ですが、会場にはまだまだ印象的な展示がたくさんありました。

来月は、洗面・バスルーム・キッチンなど、水まわりの展示を中心にご紹介します。