変形地の楽しさについて

どうしてもデッドスペースが生まれてしまう土地があります。

いわゆる「変形地」と呼ばれる土地です。

土地を購入する際、その敷地は当然ながら大切な資産です。

一坪ごとに価値があり、決して安いものではありません。

だからこそ、その一部を単純な“余り”として扱ってしまうのは、もったいないことだと感じています。

それはお施主様だけでなく、設計側も同じです。

建物の配置だけで考えると、どうしても使いづらいスペースが生まれてしまうことがあります。

しかし、住宅設計は建物単体で考えるものではなく、敷地全体をひとつの建築として捉えることが大切だと思っています。

建物だけでなく、駐車場や植栽、目隠し壁なども外観を構成する大切な要素です。

デッドスペースになりがちな場所を上手に活かし、外構まで含めて全体のデザインを整えることで、住まいの魅力は大きく変わります。

特に変形地では、その考え方がとても重要になります。

だからこそ、変形地の設計は面白いのです。

以前のブログでも敷地調査について書きましたが、変形地の場合は「どの角度で建物を配置するか」を現地でしっかり考える必要があります。

光の入り方、周囲からの見え方、そして季節や時間による景色の変化。

「この季節の、この時間帯が一番美しく見えるだろう」

そんなことを想像しながら設計を考える時間も、設計の楽しさのひとつです。

変形地でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。