皆さんこんにちは、デザインウォール設計事務所です^^
本日は建築に設備換気についてを解説します。
ぜひ参考にしていただけたらと思います☝🏻
🔹そもそも 換気の目的
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新鮮な空気の供給
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室内に酸素を取り入れて人の健康を保つ。
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汚染物質の除去
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二酸化炭素、揮発性有機化合物(VOC)、タバコの煙、臭気などを排出。
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湿度のコントロール
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カビや結露の防止。
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温度の調整
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空調と連携して室内環境を快適に。
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🔹 換気の3つの種類
種類 | 説明 | 特徴 |
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自然換気 | 窓や通風口などを利用し、風や温度差で空気を入れ替える | 省エネだが、外部環境に依存する |
機械換気(強制換気) | ファンやダクトを用いて空気を強制的に入れ替える | 安定した換気が可能 |
混合換気 | 自然換気と機械換気を併用 | バランスの良い換気が可能 |
🔹 機械換気の方式(日本の建築基準法に基づく)
方式 | 説明 |
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第1種換気方式 | 給気・排気の両方を機械で行う(最も制御性が高い) |
第2種換気方式 | 給気のみを機械で行い、排気は自然換気 |
第3種換気方式 | 排気のみを機械で行い、給気は自然換気(住宅でよく使われる) |
🔹 換気回数(ACH: Air Changes per Hour)
換気の性能を表す指標の一つが換気回数です。1時間に何回、部屋全体の空気が入れ替わるかを表します。
用途 | 必要換気回数の目安 |
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一般住宅 | 0.5回/時(法律で義務) |
事務所 | 4〜6回/時 |
トイレ | 10回/時以上 |
病院(手術室など) | 15回/時以上 |
🔹 換気に関する法規(日本)
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建築基準法(第28条、施行令第20条など)
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住宅は「0.5回/時」以上の換気が義務付けられている(2003年改正、シックハウス対策)。
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🔹 全熱交換機
全熱交換機とは、換気によって外から取り入れる空気と、排出する空気との間で「熱」と「湿気(潜熱)」を交換する装置です。 全熱交換機を採用すると空調負荷が軽減され省エネルギー化を図ることが可能です。
私たちデザインウォールでは第一種換気を導入し、家全体を空調する全館空調を基本として計画しています。第一種換気と相性が良い全熱交換機も採用することで建物全体を快適な空間を実現しています。
お気軽にお問い合わせください。
以上、建築設備、換気についてでした。
いかがだったでしょうか?
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