こんばんは。

デザインウォール設計事務所の上岡です。
 
今日は、注文住宅の優先順位①〜③についてお話しようと思いますが、
最近は2017年にビジネス書ランキング1位を取った「LIFE・SHIFT」という本を読んでいまして、
目を背けたいリアルな現実を知り衝撃を受けるかもしれませんがまだ読んでいない人は早く読んだほうがいいと思います。
 
人生100年時代の生き抜き方が書いてあるのですが、国連の予想だと1980年代に産まれた人の平均寿命は100歳になる見込みらしいです。
 
現在30歳の方は、あと70年近くの人生を生き抜く為の人生計画をしていかなければいけません。
 
年金はいくら貰えるか、
退職時までの所得はいくらか、
資産運用の利益率はどれくらいか、
何歳まで働いたら十分なのか、
 
今後は二世帯、三世帯家族が増えていくとも書いてあります。
これから注文住宅を作るなら「耐久性」が最も大切だという事が分かりますね。
 
◯雨水の防水がしっかりとできているか
◯湿気を逃がす通気口が適正に設けられているか
◯断熱材の種類選定や施工がしっかりとできているか
◯メンテナンスの周期は適正か
 
といった事が影響してきます。
 
また、耐久性を維持するためには地震による被害も最小限にしておく必要があります。
 
2つ目は「耐震性」です。
耐震等級は当然に3を取得しましょう。
 
鉄骨と木造の比較において、鉄骨の方が耐震性能が高いイメージを持っていらっしゃる方が多いですが、正直言ってほとんど変わりません。
 
木造の加工技術は年々進化しており、様々な構法を駆使して耐震性の高い木造住宅が実現しているのです。
3つ目は「快適性」です。(家事動線、照明設計、音響設計、空調設計)
年をとっても快適に暮らし続ける事が、心の安らぎと健康につながり、豊かな人生を送っていけると思います。
 
しかし注文住宅において体感温度による快適性を打合せするのは、非常に難しいことなのです。
なぜなら体感温度とは「壁や窓の性能値」に左右されるのですが、壁や窓が違うとどう変わるのかを体感できないからです。
 
先日ご紹介したリクシルさんの「住まいstadio」の様な場所へ行って体感するとその価値が分かるので行ける方はぜひ一緒に新宿まで行きましょう!
ということで、私の考える注文住宅の優先順位①〜③は「耐久性」「耐震性」「快適性」でした。この3つを最優先に外観デザインや空間デザインを作り上げています。
 
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