構造安全性の確認方法    ~①構造計算(許容応力度計算)~横架材計算のフロー|名古屋市でおしゃれな注文住宅・デザイン住宅なら【デザインウォール設計事務所】

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   構造安全性の確認方法    ~①構造計算(許容応力度計算)~横架材計算のフロー

皆さんこんにちは、デザインウォール設計事務所です^^

本日は“構造安全性の確認方法”の中の①構造計算(許容応力度計算)横架材計算のフローについてより詳しく解説します。   

横架材とは建物に水平に架けられる部材のことです。梁とか                                                                                                                                
ぜひ参考にしていただけたらと思います☝🏻


木造住宅における構造の安全性を確認方法は、「3通り」あります。

①構造計算(許容応力度計算など)

②性能表示計算(耐震等級、耐風等級など)

③仕様規定(壁量計算、四分割法、N値計算など)

です。

※壁量計算、四分割法、N値計算等は構造計算と言わず、                                      許容応力度計算以上のものを構造計算と言うのが構造において一般的です。


今回は①構造計算(許容応力度計算)横架材計算の流れに焦点を当て解説していきます。

許容応力度計算とは、建物の安全性を確認するための構造計算の一種で、建物の各部材(柱、梁、基礎等)にかかる応力(軸力、せん断力、曲げによる応力)をそれぞれ計算するものです。


横架材計算のフロー

スタート                                      ↓                                           ①荷重の設定(固定荷重、積載荷重、積雪荷重など)以前解説あり        ↓                                      ②応力の算出(せん断力Q、曲げモーメントM)              ↓                                        ③断面性能(断面積A、断面係数Z)                        ↓                                       ④応力度算出(せん断応力度、曲げ応力度)                                       ↓                                              ⑤材種決定                                         ↓                                       ⑥基準強度                                                 ↓                                         ⑦許容応力度                                     ↓                                          ⑧判定(④応力度≦⑦許容応力度)                       ↓OK                                             終了

※たわみの検討、めり込みの検討を除く


②応力の算出~⑦許容応力度の解説は今後行っていきます。

今回は全体の流れを把握するため省略します。


結論から、許容応力度計算は梁の設計であり、建物に作用する荷重(①)から横架材に作用する応力度(④)を算出し、計画建物に使用する材料の許容応力度(⑧)を比較する計算です。応力度計算フロー自体はそんなに複雑ではありません。ただ、計算量は膨大で、最終判定NGとなる場合があります。

判定NGとなる場合は、                            ①荷重の設定で荷重の見直しを行う。                           ③断面性能で断面の見直しを行う。                                ⑤材種決定で材種の見直しを行う。                            もしくは、建物の架構の見直しを行う必要があります。


以上、構造安全性の確認方法 ~①構造計算(許容応力度計算)~横架材計算のフロー についてのご紹介でした。
いかがだったでしょうか?
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