皆さんこんにちは、デザインウォール設計事務所です^^
長期優良住宅劣化等級についてを解説します。
ぜひ参考にしていただけたらと思います☝🏻
概要要約|新築の長期優良住宅制度
**長期優良住宅(新築)**とは、
「長く良好な状態で住み続けられる住宅」として、国が定めた基準を満たし、所管行政庁の認定を受けた住宅のことです。
劣化対策(長期優良住宅 技術基準)
目的
構造躯体を数世代(概ね100年程度)にわたり使用可能とするため、
腐朽・蟻害・雨水浸入を防止することが目的です。
1. 基本的な考え方
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評価対象は構造耐力上主要な部分
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土台、柱、梁、床組、小屋組など
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「材料の耐久性」+「構法」+「環境条件(湿気・水)」の総合対策が必要
2. 木造住宅の劣化対策(最重要)
① 腐朽対策(湿気・水)
以下をすべて適切に講じることが前提。
床下
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床下換気の確保
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換気口または基礎パッキン工法
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地盤からの湿気対策
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防湿シート敷設 等
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床下高さの確保(点検・換気が可能な寸法)
小屋裏
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小屋裏換気(軒裏・棟換気など)
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結露防止(断熱・気密との整合)
外壁
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通気層工法が原則
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雨水が構造材に到達しない納まり
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防水層・透湿防水シートの適切な施工
屋根
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雨仕舞いの確実性
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防水下地の耐久性確保
② 防蟻対策(シロアリ)
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地面から1m以内の構造材が主対象
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以下のいずれか、または併用:
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防蟻処理材の使用
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薬剤処理(有効期間に注意)
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物理的防蟻措置(基礎・金物)
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※ 土台・大引・柱脚部は特に重点管理
③ 使用材料による対策
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以下は劣化対策等級3相当として評価されやすい:
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ヒノキ・ヒバ等の耐久性区分D1材
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加圧注入処理材
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ただし材料だけでなく施工・納まりとのセット評価
3. 等級の考え方(実務目安)
劣化対策等級3(長期優良住宅レベル)
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通常の住宅より明確に耐久性が高い
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点検・補修を前提に長期使用可能
👉 実務上は
「等級3に適合していること」=長期優良住宅の最低条件
4. 設計で特にチェックされやすいポイント
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□ 床下・小屋裏の換気計画が図面で明確か
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□ 外壁通気層が断面詳細で確認できるか
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□ 防蟻範囲・方法が仕様書に明記されているか
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□ 防水・雨仕舞いが意匠優先で破綻していないか
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□ 点検口(床下・天井裏)が確保されているか
5. 意匠設計との関係(重要)
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中庭型・大開口・吹抜け住宅では
雨仕舞い・結露・通気層の連続性が特に重要 -
「自然光・開放性」を成立させるには
→ 劣化対策を断面で成立させる設計力が評価される
いかがだったでしょうか?
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