皆さんこんにちは、デザインウォール設計事務所です^^
本日は”家を造る”ときに知っておきたい3つの数字について簡単に解説していきます。
ぜひ参考にしていただけたらと思います☝🏻
家の性能を表す代表的な数値
「家」に関わる数値はたくさんありますが、最低でも知っておきたい数値をご紹介します。
①UA値:ユーエイチ
②C値:シーチ
③耐震等級:タイシントウキュウ
最低でもこの3つの数字を知っておけば、自分たちが建てる家が安心して暮らしやすく、長持ちするかの判断がしやすくなります。
結論
①UA値は値が小さい方が良い。(デザインウォール設計事務所ではUA値=0.46以下 断熱等級6以上を計画しています。)
②C値は値が小さい方が良い。(デザインウォール設計事務所ではC値=0.3以下を計画しています。)
③耐震等級は値が大きい方が良いです。(デザインウォール設計事務所では耐震等級3を計画しています。)
下記に詳しく解説します。
①UA値
UA値は住宅の省エネルギー基準において、断熱性を表す指標として採用されています。この数字が小さければ小さいほど断熱性が高いと言われています。また、地域ごとに定めたUA値以下でないと補助金等がもらえなくなる可能性があります。(ex:GX志向型住宅補助金 東京 UA値0.46W/㎡・K以下)
断熱性が高いと何が良いのか? これは、断熱性が高い魔法瓶を例にすると簡単です。魔法瓶に熱々のお湯を入れておき、1日置いたとしても熱々のお湯を保っています。これは中のお湯の熱が外側に逃げにくいためです。このため、魔法瓶は中のものをそのままの温度を保つことができるのです。家も同様で、エアコン等で作り出した熱を逃がさないようにすれば、快適な室内空間を実現することができるからです。
②C値
C値は住宅では気密性を表す数字として採用されています。昔は国が基準を定めていましたが、費用や検査等により採算が取れないため撤廃しました。しかし、C値はとても大事な指標のひとつです。気密性を表すC値は簡単に言うと、家にどれほどのスキマがあるのかを表します
C値が大事な理由 もし仮に上記で述べたように断熱性の高い魔法瓶があったとしても、ふたを開けっぱなしにして放っておいたら中の熱が外に逃げてしまいます。このため、ふたをしっかりと閉めて、気密性を高くしなければ、いくら断熱性が高くても意味がないは明白です。これは住宅でもおんなじことが言えます。家自体のスキマが多ければ多いほどそこから熱が逃げだし、快適な空間を実現することが難しいためです。
③耐震等級
耐震等級は一言でいえば、どれだけ地震に強いのかを表しています。耐震性の指標として、現在幅広く用いられているのが耐震等級です。耐震等級は、2000年に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」で、施主に判りやすい耐震性の判断基準です。その耐震性能は等級1から等級3まで3段階に分けて表されます。等級1は、建築基準法レベルの耐震性能を満たす水準で、これ以下は危険というギリギリの耐震性能です。災害後に住み続けることは困難で、建替えや住替えが必要となることが多いです。等級2は等級1の1.25倍、等級3は等級1の1.5倍の強さがあると定義されます。
日本は地震大国といわれ昔から地震と数多く向き合ってきました。その中で生まれたのが耐震等級です。一般的に耐震等級1でも住宅を建てることが可能ですが、あまりオススメはしません。なぜなら、稀に起こる大きな地震を想定はしていないため、もしもの時に大切な住宅が失われてしまうためです。ちなみに、災害時の避難所として指定される学校などの公共施設は、耐震等級2以上の強度を有しています。また、災害時の救護活動・災害復興の拠点となる消防署・警察署は、多くが耐震等級3で建設されています。
以上、意匠設計についてのご紹介でした。
いかがだったでしょうか?
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